章 XLVIII · 読了約 1 分

ハヴァヤー・ハカタンと、小ささの偉大さ

偽りの著者性から空であって、自己から空ではない

カバラーハシドゥート

ここで、最も大胆な称号へ戻ることができる。

הוי"ה הקטן.

原文

הֲוָיָ״ה הַקָּטָןHavayah HaKatan「より小さきハヴァヤー」。統治が下位の秩序へ媒介される衣を指す、後代カバラー受容の称号。ここではつねにビトゥールと創造主/被造物の区別を通して読まれる。用語集

より小さきハヴァヤー。

はじめには、それは危ういほど大きく響く。

終わりには、驚くほど小さく響く。

カタン。

無限者の前に小さい。

聴きうるほどに小さい。

受けうるほどに小さい。

衣とそれを着る方とを取り違えぬほどに小さい。

自らから偶像を築くことなく、巨大な責任を担いうるほどに小さい。

自己崇拝の不透明さに遮られるのではなく、名がそこを透して輝きうるほどに小さい。

そしてその小ささのゆえに、巨大である。

これはハシェムの真の僕すべてにとっての逆説である。

偉大になることに取り憑かれた者は、受けるには混み合いすぎる。

誰の前に立っているかを知る者は、広くなる。

自己から空なのではない。

偽りの著者性から空なのである。

そのとき、真の自己が現れる。

ハノク・ベン・イェレド。

消し去られたのではない。

冠されたのである。

崇められたのではない。

託されたのである。

神なのではない。

奉仕に輝いているのである。